痛いところはどこ?

首・肩の症状

首・肩

変形性頸椎症 ペイン整形外

年齢とともに首の骨が変形していくことはよくあります。変形があっても痛みや上肢や肩の症状がなければ気にすることはありません。肩こりや首こりの痛みが強い時に理学療法や軽い鎮痛剤を用いれば良いでしょう。
ペインクリニックでは強い症状に対して「トリガーポイントブロック」と呼ぶ注射をします。これは痛くこりがあるところを探して(多くの場合経絡と一致します)細い細い針で痛みをゆるめる薬を少量ずつ注射します。簡単な治療ですが大変よく効きます。

頸椎椎間板ヘルニア ペイン整形外

7個ある首の骨の中には小さなトンネルがあり、そこには、頭と連絡した脊髄が走っています。脊髄は首のあたりで左右に小さな神経の枝を伸ばしていて、それらは肩や腕、手先につながっています。首の骨と骨の間のクッションのような部分を椎間板といいますが、椎間板が何らかの原因で骨のトンネルに飛び出し、脊髄や脊髄から出た神経の根本を圧迫すると手や肩に強い痛みやしびれが出ます。これが頚椎椎間板ヘルニアです。頚椎椎間板ヘルニアに対しては星状神経節ブロック、腕神経叢ブロック、神経根ブロックなどの治療方法があります。通常は星状神経節ブロック治療を10回程度続けることで痛みが軽減していきます。最近は超音波エコーを用いて効果的に腕神経叢ブロックができるようになったので症状の改善は以前より早くなりました。

治療について→痛みの治療を知ろう:第14話 腕や手の痛み

頸部脊柱管狭窄症 ペイン整形外

首の骨の中にあるトンネルの中には、頭と連絡する脊髄が走っています。年齢とともに首のトンネルが細くなる方や、生まれつき狭い方はトンネルの中で脊髄が圧迫されやすくなります。 脊髄が圧迫されれば手や肩に強い痛みやしびれが出ます。これには、星状神経節ブロック、腕神経叢ブロック、神経根ブロックなどの治療を行います。通常は星状神経節ブロックの治療を10回程度で痛みは軽減していきます。最近は超音波エコーを用いて効果的に腕神経叢ブロックができるようになったので症状の改善は以前より早くなりました。
一方、症状が強く、筋力が低下して手が自由に使えないほどになることもあり、その時は手術も考慮しなければなりません。

治療について→痛みの治療を知ろう:第14話 腕や手の痛み

首こり・肩こり・頸肩腕症候群 ペイン整形外

仕事や勉強に打ち込んでいると、その後に強い肩こりや首こりが起こります。また緊張して何かをやっていてもこりが起こることがあります。誰もがなりやすい症状ですが、なってみるとかなりつらく、体が締め付けられる様で何もしたくなくなります。症状の緩和のためには休息や入浴、軽い運動を試してみるべきでしょう。それで軽減しない場合は軽い鎮痛剤や安定剤を飲んでみるのもひとつの手です。しかしそれでも治らないなら、トリガーポイントブロックが適用です。これは痛くこりがあるところを探して(多くの場合経絡と一致します)細い細い針で痛みをゆるめる薬を少量ずつ注射します。簡単な治療ですが大変よく効きます。

治療について→痛みの治療を知ろう:第6話 ひどい肩こり・首こり

胸郭出口症候群 ペイン整形外

手を肩より高い所に1分以上挙げていると手がしびれ力が無くなってきます。たとえば電車のつり革に手を掛けていると手がしびれてどうしようもなく重くなってきます。また高い棚に荷物を上げようとしている途中で手が重くなってきたりします。これは首の骨から出てきた手に行く神経の束が鎖骨の下あたりで圧迫されて出る症状です。腕神経叢ブロックが効果的です。

五十肩(肩関節周囲炎) ペイン整形外

誰もが身近に見聞きする病気です。ある日突然どちらかの手が自由に動かなくなります。ものを取ろうと手を前に伸ばすと激痛が走ったり、トイレで脱いだパンツをあげようにも肩が痛くあげられなくなることがあります。夜間じっとしていても痛みがあり不眠になることもあります。
こんな症状が現れたらなるべく早く治療を受けるべきです。発症してから1〜2週間で治療を開始すると驚くほど早く治ります。ほとんどの人が1ヵ月以内に肩が自由に動くようになります。一方、治療が遅れるとなかなか痛みが引かず、生活に不自由しない程度までに回復するのに1年近くかかります。
「そのうち治るから我慢して」などというアドバイスを信用してしまうと後が大変です。とにかく早く受診すべき病気です。

治療について→痛みの治療を知ろう:第5話 突然動かない五十肩

むち打ち症 ペイン整形外

むち打ち症は、医学的には外傷性頸部症候群とか、頸椎(首の骨)捻挫と呼ばれています。転落事故やスポーツ外傷に伴っても起きますが、原因の多くは交通事故です。車が追突されたことにより頸椎に大きな衝撃が加わって起きます。
首を中心に頭、肩、腕、背部に痛みやしびれ、強いこりが起きます。さらに、頭痛やめまい、耳鳴り、吐き気、疲労感を伴うことがあります。これらは「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と呼ばれ、本人にしかわからないつらい症状です。レントゲン写真にもMRIにも写りません。星状神経節ブロックが有効です。

治療について→痛みの治療を知ろう:第16話 こんな痛みも辛いです